オーストラリア主要都市の不動産価格は、直近1年間、堅調に推移しています。
シドニー(下図の水色)が15%上昇でダントツですが、メルボルン(紺色)も10%超の上昇です。
出遅れ銘柄として期待されているブリズベン(茶色)ですが、ここからもうひと伸びできるかが見所です。
一部の先回り派の投資家を除いて、国内外の投資家の目は、今のところシドニー、メルボルンに向いています。
価格上昇を引っ張っている2都市がどこまで伸びるかです。シドニーでは平均的な住宅の価格が7,500万円相当と、既に一般の投資家や実需層には手が出しにくい水準に近づいています。
シドニー、メルボルンでは手が出ない、今から投資してもうまみがない、という見方が今より一般的になれば、ブリズベンに資金が向いてくるでしょう。
とはいえ、2015年中か2016年前半には中央銀行の利上げが見込まれており、2011年頃に始まった今回の不動産価格上昇のサイクルは、せいぜい2016年までとされています。
出遅れたブリズベンの価格が割安で、これから上昇すると予想されているとはいえ、中央銀行の利上げは全国に影響します。利上げがブリズベンの価格上昇に水を差す可能性は十分考えられます。
シドニー、メルボルンは価格上昇の恩恵を十分に享受しました。これからブリズベンにも順番が回ってくるかが見ものです。
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