豪不動産投資情報サイト(Property Observer)で、富裕層の移住先に関するTIME誌の記事が紹介されていました。
富裕層が数多く移住した上位国は以下のとおりです。(数値は2000年~2014年の流入人数推計)
イギリス 125,000人
アメリカ 52,000人
シンガポール 46,000人
オーストラリア 35,000人
香港 29,000人
アラブ首長国連邦 18,000人
社会の安定性や生活の質を求めての移住、有利な税制を求めての移住に分かれているようです。
オーストラリアの場合、所得税は低くありませんが、相続税はありません。また、トラスト(一族の資産の保有・管理を目的とする財団法人のようなもの)の設立も一般的で、この場合、そもそも相続が発生しません。「株式会社」だと株式の相続が発生しますが、「トラスト」では意思決定を行う役員が入れ替わるだけです。
移住者数でみると、人口規模で大幅に上回るアメリカよりも、イギリスへの移住者が多いのが面白いところです。
ロンドンには富裕層向けの住宅、金融サービスなどが充実していることも理由でしょう。現地での実感としては、ロシア、中東、南アジア出身の富裕層が多いと感じました。
上位5か国は英語が公用語と、外国人として生活を始めやすいという要因もありそうです。アラブ首長国連邦(ドバイなど)もかなりの程度英語が通じます。
富裕層向けの特別な永住権(ビジネスや投資目的)を与える制度があるかも、流入数に影響しそうです。
オーストラリアは今のところこうしたビザ制度を維持していますが、カナダでは昨年廃止され、許可待ちだった数万人規模の富裕層(9割が中国本土)が移住の道を閉ざされたと報じられていました。
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